木屋アキラ　キャラクターシート - miuchi_de

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時はX999年。
広大な宇宙はエネルギー不足に陥っていた。
その影響で、宇宙はどんどん狭くなっていっており、宇宙の外側にある惑星は少しずつ消えていってしまっているのだ。

この事態の打開のため、外側にある惑星群の宇宙人達で、コスモパイレーツ（通称CP）という組織を立ち上げた。

目的は宇宙の中心あたりに存在するエネルギーロスの大きい惑星を駆除することだ。

CPは次々に惑星を破壊していった。
最初は小さな惑星からだったが、技術力が徐々に増していき、少々大きな惑星でも破壊できるようになった。

調子づいたCPが次に狙いを定めたのが惑星Ｅ。

今まで破壊してきた惑星より遥かに大きいが、今の自分たちのならば破壊できると、ある種のチャレンジ精神込みでCPは惑星Ｅに挑んだ。

惑星Ｅは大量にエネルギーを使っていることもあり、兵器も充実していた。
しかし、CPの技術力はそれを越えていた。加えてこの軍の指揮を取っているのは中将クラス。負けるはずは無い。

だが、CPは負けてしまった。
殆どとっさの事で何が起きたのかは全く分からなかった。
気がついたら宇宙船はひっくり返り、惑星の地面に叩きつけられていたのだ。

その拍子に、中将は窓から宇宙船の外にはじき出された。
おかげで中将は一命をとりとめたが、
宇宙船は爆発してしまい、船内の船員が全員犠牲になってしまった。

生き残った中将は考えた末、この惑星の住民になりすまし、遠隔信号で援軍を呼ぶ事で再度、惑星Ｅを攻撃することにした。

中将はそれから１年に渡り、援軍を惑星Ｅに呼び続けた。
それでも一向に勝ち星を上げることはできず、いつの間にかCPと言う組織の目標は惑星Ｅの破壊になっていた。

だか、この１年でわかった事がある。
どうやらCPの邪魔をしているのは『ワンダフルマン』という犬の形をした人間のようだ。

軍艦だろうが宇宙船だろうがいとも簡単に持ち上げてしまうパワー。
ミサイルを撃ち込んでも耐え抜く耐久力。
離れた場所に援軍を呼んでも、攻撃する前にその場所についてしまう飛行能力。

謎の宇宙人集団から国を守るワンダフルマンは、すっかりこの惑星の人気者になっていた。

これは生半可な軍を呼んでも仕方がない。
中将は大将率いるCP最強の軍を呼びだすことにした。

普段であれば中将の言う事を上官の大将が聞くことは無いのだが事態が事態。

無敗のCP大将が重い腰をあげたのだった。

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その大将と呼ばれているのがこの私だ。

どうやら只者ではない奴が相手のようなので、いきなり目立つ多所帯で来るのをやめ、単身で乗り込み、まず中将と合流することにした。
奴は私より下級だが一目おいている。
私１人でも十分かもしれないが、組めば負けることは万に１つもなくなるだろう。

ここでの名前は、、、そうだな『木屋アキラ』とでもしておこう。

中将は遠隔信号を常に発信の状態にしているから、それをたどれば合流までそう時間はかからんだろう。

ほほう、どうやら中将は情報操作をしてこの中学校の生徒になりすましているようだ。では、私も同じクラスの学生になりすましてやろう。

もちろん、この手の情報操作などお手のもの。難なく中学校には潜入し中将のもとに近づく事ができた。

しかし、ここで問題が発生した。

私の目の前には増田ヒロシと山上マサユキの二人がいる。

一体どちらが中将なのだ！？

なぜだか分からぬが二人からは常に同じような信号が出ており、全く判別がつかない。

くっ、中将のやつ、遠隔信号を常に発信にしてるから、こちらの信号が受け取れなくなっているではないか！

どうしたものか。どちらかはこの惑星の人間だろうから、下手な発言をすれば、この惑星の人間に私がCPの者であることがバレてしまう。

どうしたものか。。。

お！うまい具合に、増田ヒロシと山上マサユキの３人で会う機会ができたぞ。

明日13時、ゲームセンターとやらに集合だそうだ。よく観察して、必ず中将がどちらか見極めてやる！

どうやらこいつらは「ナイトメアコンダクター」とかいうゲームにはまっているらしい。
ゲームセンターで最新作の「ナイトメアコンダクターⅢ」について語り合うそうで、私もプレイしておくように言われた。

プレイなど面倒だったので、ゲーム売り場に忍び込み、データを全部吸い上げておいた。Ⅲと言わず、ⅠもⅡもデータは頭の中だ。これで、どんな話題を振られても怪しまれずに立ち回れる。

（翌日）

さあ、ついに増田ヒロシ、山上マサユキとの合流の時だ。13時まではあと10分。集合場所にしてたゲームセンターはたしかこの先だな。

「よっ！アキラ！」

突然声をかけられた。振り返るとそこには増田ヒロシがいた。

あなたの目標：
中将と合流する。
あなたがCP関係者である事が、中将の以外の者に知られないようにする。

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